普段使用している文房具の秘密
普段、何気なく使用している文房具に意外と知られていない秘密があります。
実は文房具の進化は「発明の歴史」だといわれているそうです。
みなさんが良く使う文房具には多くの発明があります。
そのいくつかを紹介していきますね。
4色ボールペンの意外と知られていない事実と秘密!
1本で黒・赤・青・緑と4つの色を使い分けることができる
4色ボールペンの意外な事実!!
ボールペンのノックボタンをよく見てみると…
黒ボタンは台形
赤ボタンは2つの三角▲▲
青ボタンは1つの三角▲
緑ボタンは丸みを帯びた山形
色ごとに形が違いますが、この4色ボールペンのノックボタンの形の違いは看護師さん達の悩みから誕生したそうです。
昼夜働き続け、一度の勤務時間が長くミスが許されない看護師さんならではの発想だそうです。
開発を手掛けた文具メーカーのトンボ鉛筆に聞いてみると…
看護師さん達にとって4色ボールペンは、仕事をする上で必須のアイテムだそうです。
それはなぜかと言いますと、夜間の暗い中でも患者さんの血圧や体温を測定してそれをカルテに記入しなければならないそうです。
そして、その血圧や体温などの項目ごとに色を変えて記入するルールがあるそうです。
ノックボタンの形を色ごとに変えたのは、暗い院内や病室で色の判別が難しい状態でもカルテを項目ごとに色分けして書けるようにするための工夫だそうです。
患者の呼吸、血圧、脈拍、体温をそれぞれ違う色で記入するというルールが病院ごとに決まっているそうです。
ある病院の一例
呼吸(RR)→黒
血圧(BP)→緑
脈拍(PR)→赤
体温(BT)→青
しかし、夜間など薄暗いことも多い病室で血圧と脈拍など看護師が色を間違えて記入してしまうと、医師が病状と関係ない処置をして大きな医療ミスにつながる恐れがあります。
そんな「医療ミスをなくしたい」という看護師の要望からこの4色ボールペンが誕生したのです。
サインペンの意外と知られていない事実と秘密!
とても使い勝手が良いサインペンですが、よく見てみると…
キャップを外したら見えるペンの横に空いた小さな穴があります。
この小さな穴の役割とは何でしょうか?
逆に穴が空いていないとどうなるのか?と考えてみましょう。
例えば室温が高い場合など、穴が空いていないと中の圧力が上がります。
そうすると、中のインクが圧力によって染み出してくる可能性があります。
でも、穴が空いていれば、中の圧力と外の圧力を一緒にして(同圧)インクが染みだしてくるのを防ぐことができるそうです。
つまり、ペンの横に空いている穴は圧力を揃えるために開けてある穴という事になります。
また、圧力が同じという事でサインペンのインキをスムーズに適量出し続ける事にもつながるそうです。
最近は、穴が空いていないように見えるサインペンもありますが、その多くは見た目を考慮し見えないところに穴をあけている場合が多いそうです。なるほど~!
修正ペンの意外と知られていない事実と秘密!
間違えた文字を消すときに修正ペンや修正液は便利なアイテムですよね?
始めて修正ペンに出会った時は衝撃でしたね。
「不可能を可能にする」という事柄に初めて出会った瞬間でした。大袈裟?
さて、修正ペンを振ってみると「カラカラ」という音聞いたことがありませんか?
というか、聞いた事ない人いませんよね。
修正ペンを振ると聞こえる音は、いったい何の音でどのような役割があるか知っていますか?
実は、中には金属の玉が入っているそうです。
修正液は成分が水っぽいものと油性のものが中で分かれています。
正式にはバインダー樹脂と顔料塗料が入っているそうです。
これを混ざりやすくするために金属のボールが入っているそうです。
修正液の成分が水と油じゃぁ、分離してしまいますもんね。
この修正液の原料となる「白い塗料」と塗料を定着させる「バインダー樹脂」が修正ペンのケースの中に入っています。2種類の液体を効率良く混ぜるためのボールが攪拌玉(かくはんだま)と言うそうです。
「カラカラ」という音は、攪拌玉が中で動く音だったのですね。
だから、「必ず良く振ってからお使いください。」と書いてあるのですね。
振るのが足りないと、たまに透明の液体が出てきて、上手く修正できないことがありますもんね。ん~だからか!
ケシポンの意外と知られていない事実と秘密!
近年、文房具業界で「画期的な文房具」と話題のケシポンという商品。
その名の通り、他人に見られたくない個人情報を消すためのスタンプです。
使い方は簡単で見られたくない情報のところに押し付けて転がすだけ。
書類などの文字を「ケシポン」で消すと、確かに元々見えていた文字が見えなくなります。
実は文字が見えにくくなるのには計算されたある理屈があるそうですが、それは何だと思いますか?
ケシポンは、プリントする文字を塗りつぶしや模様でなく、あえて馴染みあるアルファベットの羅列を印刷しているそうです。
これは、人間の脳が目に入った情報から無意識に意味のある言葉やまとまりを探してしまう性質があってそれを応用してる商品だそうです。
太いアルファベットという非常に読みやすい文字を上から重ねることで背後に元々あった文字が目に入らなくなる錯覚効果を利用しているのだそうです。
目の錯覚で個人情報や大事な情報の漏洩を防ぐって、とてもすごい発想ですね。
今までは個人情報や様々な情報漏洩を防ぐ手段は、シュレッダーを使うのが主流でした。
企業なら破棄する書類も多いでしょうからいいのですが、一般家庭でシュレッダーを購入し使用するのはね~。ちょっと値も張るし場所も取るし、音もうるさいし・・・。
でも、スタンプだけで簡単に出来るのは素晴らしいことですね!簡単!簡単!
消しゴムの意外と知られていない事実と秘密!
あはたは消しゴムをご存知ですか?馬鹿にしているのか?という声が聞こえてきますね。汗
厳密にいうと「消しゴム」ではないそうです。
以前、昔の消しゴムは厳密に言っても消しゴムだったそうですが、
最近の消しゴムはゴムではないそうです。ゴムでなく、プラスチックだそうです。
ですので、現在の消しゴムを厳密に言いますと「プラスチック字消し」が正しい言い方なのだそうです。いや、もう消しゴムでいいだろ!という声が聞こえてきますね。
では、その「プラスチック字消し」にカバーがありますよね?
「プラスチック字消し」に私もあなたも馴染めないので、「消しゴム」に戻しますね。
その「消しゴム」にケースがある理由は何なのかご存知ですか?
それには、明確な理由があるそうです。
消しゴムを作るときに「可塑剤」(かそざい)という物質を入れます。
それがプラスチックを溶かしてしまうそうです。
ですから、ケースがない状態で置いておく消しゴムは色んなものにくっついてしまいます。
記憶にありませんか?机の引き出しの中でくっついている消しゴム。
筆箱にくっついている消しゴム。
色々な所で発見されますよね。微妙に溶けて、何かにくっついている消しゴム。
身近なものでは、輪ゴムなんかも色んなものに溶けてくっつきますよね?
そのような状況になるのを防ぐために「プラスチック字消し」にはケースが付いているのだそうです。
つまり、消しゴムのケースは取らずに最後の最後までつけておくのが正解なのですね。
小学校の時の友達などに、購入したらすぐに消しゴムを丸裸にしてい子いましたよね?
ちなみに、ケースの正式名称は「スリーブ」というそうです。へ~。
まとめ
今回は、文房具の意外と知られていない事実と秘密!をお伝えしました。
明日、学校や職場などで紹介できるネタでしょうか?う~ん笑。
4色ボールペンのノックボタンの形状の違いは、暗がりで使わない人には必要のない機能ですし、
サインペンの穴は少し探してしまうだけですね。
修正ペンについては、「これからは攪拌玉で混ぜるようにしっかり振ろう!」と思いましたね。
ケシポンは持っていませんでしたが、ちょっと購入してみようかと思います。
明日、話のネタで一番使えそうなのは消しゴムですかねぇ。
今後は、ケースを早々と捨てないように心がけます。笑
今、文房具が空前絶後の大ブーム!?
最近、巷では文房具が密かなブームになっているそうです。空前絶後!?
知っていましたか?
文房具屋さん大賞なるものがあるそうです。本屋大賞は効いたことあるのですけどね。
文房具屋大賞じゃないのがいいですね。文房具屋さん大賞。さんが付くのですね。笑
出版社 扶桑社 |
文房具屋さん大賞とは?
2013年にスタートしたイベントで、その年発売された数ある文房具の中から、デザインや機能、アイデアなどを評価して「大賞」や「デザイン賞」「機能賞」「アイデア賞」「各部門賞」を決めるそうです。
審査をするのは、実際に普段文房具を取り扱っている企業から選出されているそうです。
2019年は、石丸文行堂、コーチャンフォー、TSUTAYA、東急ハンズ、ノベルティ研究所、丸善ジュンク堂書店、有隣堂、ロフトから選出されたそうです。すごい!
受賞文房具を紹介
その他部門賞を紹介
ボールペン賞 | シャープペンシル賞 | 万年筆賞 |
カラーペン賞 | 消しゴム賞 | 筆箱賞 |
ファイル賞 | 収納賞 | ふせん賞 |
便箋・一筆箋賞 | ノート賞 | メモ賞 |
手帳賞 | マスキングテープ賞 | のり・テープ賞 |
クリップ賞 | ハサミ賞 | カッター賞 |
本当に最近の文房具はアイデア満載で面白そうですね。
個人的には、デザイン賞の「モノグラフ グリップモデル」と機能賞「長刀ふでDEまんねん」と消しゴム賞「磁ケシ」が気になりますねぇ。
東急ハンズかロフトに行って、実際に手に取って試したいですねぇ。
たぶん、無性に欲しくなって買って帰るのでしょうけど。笑
あなたは最近文房具はどこで購入していますか?
私は正直100円ショップが出来てから、文房具店の値段が高く感じて消耗品の文房具は100円ショップで購入する事がとても多いですね。
恐らく同じ考えの方も多いのではないでしょうか?
本当に良いもの、便利なもの、使いやすいもの、長く使えるものはやはり文房具店でないと出会えないのかも知れません。
たまには、ぶらりと文房具店に足を運んでみてはいかがでしょうか?
東急ハンズやロフトや大型書店などは、文房具以外も楽しめるものが多いのでウィンドウショッピングのついでに寄ってみるを楽しいかも知れませんね。
★★★★
参考:林先生が驚く初耳学!