食品ロスを減らす食品保存で年間6万5000円節約!

 

食品ロス

 

 

食品ロス(フードロス)について真剣に考えてみましょう。

 

日本で食べられずに捨てられる食品は、
なんと!1年間でおよそ約632万トンだと言われているそうです。

 

1人あたりに換算すると約50kgにもなります。

 

これを、金額に換算すると4人家族1世帯当たり
年間約6万5000円のロスになります。

 

この原因のひとつが、
間違った保存方法食材を腐らせ捨ててしまうという事だそうです。

 

例えば、暑さが続く時など室温30℃以上の所に、
味噌汁を24時間放置すると表面に細菌が繁殖し、腐ってしまいます。

 

食品の保存方法が分からなくて困っているという人は多いはず!

 

そこでみんなが知りたい食品保存の方法をランキングで発表!

 

紹介してくれるのは、
食品保存のスペシャリスト
東京農業大学元教授 
徳江千代子先生

 

食品の保存テク もっとおいしく、ながーく安心

 

著者 徳江千代子
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いちごの保存方法として正しいのはどっち?

A 汚れを水で洗って水を切ってから容器に入れ冷蔵庫保存
B 洗わずに容器に入れて冷蔵庫に保存

 

一週間冷蔵庫で保存したいちごを比べてみるとAの水洗いした方は、
表面にカビが生えたり傷んだりしています。4個中3個がダメになったそうです。

 

しかし、Bの洗わずに保存したいちごはキレイなまま。
4個とも傷んでいませんでした。

 

いちごの保存に大敵なのは水分

 

水を切ったつもりでもわずかな水分がつくと一気に傷みやすくなります。
いちごは食べる直前まで洗わず保存するのがベストなのです。

 

年間6万5000円が節約できるちょっと一工夫の食品長持ち術最新版!

 

食品ロス(フードロス)社会問題です。
でも意識を変えて一工夫するだけで十分に改善できるのです。

 

その社会問題にもなっている食品ロス(フードロス)

 

食品を消費せずに捨てた理由として多いのは、

 

  • 腐らせてしまった
  • カビが発生してしまった
  • 鮮度が低下してしまった
  • 変色してしまった
  • 食べきれなかった
  • 消費期限賞味期限が過ぎた
  • 冷蔵庫や冷凍庫の奥から出て来た

 

などです。

 

これが積み重なって年間約6万5000円(4人家族1世帯)になります。
月当たり約5416円になります。

 

えっと。。。すごい量ですね。
1~2回ぐらい普通に買い物できます。

 

年間6万5000円あれば、家族(4人家族)で年1回旅行できますね。

 

年間6万5000円あれば、あなたは何をしますか?何ができますか?

 

街で聞いた 気になる食品保存ランキング トップ5を発表!
(夏バージョン)

味噌
味噌の上についている薄いシートは取るべき?取らないべき?

 

A 薄いシートを取って保存
B 薄いシートは取らずに保存

 

 

正解はBの薄いシートは取らない

 

みそは空気に触れるだけで酸化が進みます。
だから、出来るだけ空気を遮断するのが保存のポイントだそうです。

 

薄い紙1枚でも酸化乾燥を防ぐことができます。

 

みそは使ったらヘラやスプーンなどで、表面を平らにし
その上に薄い紙を密着させてフタをすると良いそうです。

 

少し、手間はかかりますがこれをしないと、
どうしても空気に触れる面積が大きくなります。

 

薄いシートを捨ててしまった場合は代わりにラップを使ってもいいそうです。

 

手作り麦茶

手作り麦茶の保存方法はどっち?

 

A煮出して急速に冷やし冷蔵庫に入れて保存
B煮出してゆっくり粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて保存

 

 

正解はAの急速に冷やして冷蔵庫で保存。

 

急速に冷やした場合は麦茶の中の菌はほぼ増えないそうです。

 

しかし、ゆっくり粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて保存した場合は、
3日目ぐらいから菌が急激に増えていくそうです。

 

せっかく熱を通してもゆっくり温度を下げると菌は増えてしまいます
その状態で冷蔵庫に入れても菌はますます増殖するだけなのです。怖!

 

一方手軽な水出しタイプは、実は煮出した場合よりも日持ちが悪いそうです。
2日で飲み切るようにしたほうが良いそうです。

 

果物

桃をおいしいまま保存するには?

 

冷蔵庫で保存する
常温で保存する

 

 

正解はBの常温で保存する

 

桃は冷蔵庫で保存すると水分が抜けて甘みも少なくなってしまいます。

 

常温で保存する場合にはキッチンペーパーで包んで風通しの良い所で保存します。

 

キッチンペーパーで包んだものと包んでいないもので比べてみても、
1週間経過するとキッチンペーパーで包んでいない桃は
表面が乾燥し黒く変色してしわしわになってしまいます。

 

しかし、キッチンペーパーで包んでいた桃は
黒い変色も少なく表面もしっかりしています。

 

中身を比べてもキッチンペーパーで包んでいない桃は激しく痛んでいます。

 

常温で保存した桃は食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと美味しく頂けます。

 

肉にあることをするとおいしく長持ちさせることができます。

冷凍前にすることは?

肉を氷水にくぐらせる

 

買ってきてそのまま冷蔵庫に入れがちなお肉。
でもそれはダメ!なんだそうです。

 

ポイントはとにかく空気に触れさせない!事だそうで、
肉は空気に触れるとすぐに酸化して傷みやすくなるそうです。

 

だから余った肉をトレーに入れたままラップをして冷蔵庫に入れるものダメ!

 

長持ちする冷蔵方法は肉の表面をペーパーで拭いて
1枚ずつ空気に触れないようにラップで包み
密閉袋に入れて冷蔵庫のチルド室で保存。

 

お肉を冷凍保存する場合にも注意があります。
そのまま冷凍すると肉のうま味が減ってしまうので、あまりよくありません。

 

冷凍する前にする事とは、肉を氷水にくぐらせる事だそうです。

 

肉を氷水にくぐらせると肉の表面に氷の膜ができます。
そうしますと肉の酸化や乾燥を防いでくれます。

 

肉を氷水にさっとくぐらせたら、
水を切らずラップして冷凍庫へ入れるのがポイントだそうです。

 

解凍する時、氷が解けると共に多少肉汁が出ますが、
実はこの方が確実に肉の酸化や乾燥を防いでおいしく保存できます。

 

野菜
カボチャについて

使いかけのカボチャ。長持ちするのはどっち?

 

A 種を取って保存
B 種を取らずに保存

 

 

常温で1週間置いておいたのを比べてみると
種がある方が明らかに傷んで腐った臭いもします。

 

つまり正解はAの「種を取って保存する」です。

 

丸ごとのカボチャなら風通しの良い場所2~3ヶ月保存が可能だそうです。

 

しかし、切ってしまうと痛みが早いので注意が必要です。

 

種は栄養を多く含んでいますのでその部分から傷んできてしまいます。
なのでスプーンで種をきれいに取り除き空気に触れないようにして
ラップで包んで野菜室に保存します。

 

レタスについて
残ったレタスを簡単に長持ちさせる方法とは?

 

レタスを1玉全部使いきるのはなかなか大変ですね。

 

だからといって、包丁で切って残りを保存するのはおすすめできません

 

包丁などの金属に当たるとその部分が変色しやすく、
細胞が崩れて味も落ちてしまいます。

 

丸ごと買って全部食べない場合は、
外から1枚ずつはがして使い、残りを保存しましょう。

 

その残ったレタスを簡単に長持ちさせる方法とは?

 

 つまようじを使います。

 

つまようじをレタスの芯の部分に3~4本刺します
そしてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存するだけです。

 

レタスは収穫後も成長しようとします
(レタスだけでなく野菜全般的にそうですが)

 

しかし、新たなエネルギーを十分に作れないため、
葉に残ったエネルギーを取ってしまい結果的に悪くなっていきます

 

レタスの芯につまようじを挿すことによってレタスが成長しようとする働きを
弱める事ができると考えられています。
そのためにみずみずしさが長持ちします。

 

梅干しについて
2~3年経過している梅干しは大丈夫?
梅干しは塩分濃度をチェックして、

塩分濃度が18%以上なら常温で保存することができます。
低い場合塩以外の調味料が入っている場合は冷蔵庫で保存してください。

 

市販の物は、通常3~6ヶ月が賞味期限となっています。
未開封の場合は、塩分濃度が高いものでも1年が限度のようです。

 

なので、2~3年経過している梅干しは止めておきましょう

 

ハチミツの保存方法について
ハチミツの保存方法で常温冷蔵庫 冷凍庫1番ベストなどはどこでしょう?

常温が正解です。
基本的にハチミツは腐らない食品です。
15℃以下に入れると結晶化を始めます。
だから、冷蔵庫や冷凍庫に入れると白く結晶化してしまいます。

 

コーヒー豆の保存方法について
コーヒー豆を長期間保存する場合、常温冷蔵庫冷凍庫1番ベストなのはどこでしょう?

A 正解は冷凍庫です。
コーヒー豆は湿気におい吸着してしまいます。

 

1回使う分だけ小分けにして、密閉して冷凍庫に保存します。

 

常温で保存した場合と冷凍で保存した場合では
香りに大きな差が出てくるそうです。

 

コーヒーの香りを楽しむ方にはこの方法がおすすめだそうです。
1ヶ月ぐらい保存したい場合は、
1回ずつ分小分けにして冷凍がおすすめですね。

 

まとめ

食品ロス(フードロス)は、今世界で大きな問題となっています。

 

今回は、日本の食品ロス(フードロス)を紹介しましたね。
おさらいしておきましょう。

 

日本では、1年間で約632万トン食品ロス(フードロス)があります。
では、世界ではどうでしょうか?

 

なんと、1年間で約13億トンもの食品ロス(フードロス)があるそうです。

 

しかも、この13億トンという量は
世界の飢餓人口10億人を十分に養える量に相当するそうです。

 

なんて、無駄な事を。。。
先進国の国々はもっと真剣にこの事実を受け止めないといけませんね。

 

さて、世界的に見た食品ロス(フードロス)原因について調べてみました。

 

色々ありますが、まず販売する側から見た外見上の部分の問題です。
特に野菜に多いのですが、野菜の販売にはとても”見た目”が重要視されています。

 

あなたは、野菜売り場でこれでもか!!って曲がったキュウリを見た事ありますか?
恐らく、ないと思います。

 

農家の方や家庭菜園をしたことがある方ならわかると思いますが、
野菜を栽培していたら、全部お店で売られているような”キレイな形”
野菜なんてありません

 

日本では、この規格外の野菜
なんと年間生産量の約40%以上が廃棄されているそうです。 驚き!

 

もちろん、廃棄するだけでなく他の商品の原材料になったり、
家畜の餌になったりしているのですが、
見た目だけで大きな無駄を生んでしまっています。

 

消費者側もこの流通や販売の方針に慣れてしまって、
形の悪い野菜不揃いな野菜多少傷があっても問題のない野菜を
敬遠するようになってしまっています

 

味には全く問題ないのにですよ!!

 

しかし、最近ではこの食品ロス(フードロス)による廃棄量を少しでも減らすべく
様々な取り組みが行われています。

 

例えば、不揃い規格外の野菜を安く販売するスーパーや八百屋さんも出てきました。
インターネット上では、
やさくるタダヤサイドットコムOisix大地を守る会
規格外の野菜を集めたアウトレット的な販売も行われています。

 

通常の値段よりも安く購入できるという事で、規格外など気にしない人や
価格が安いという事で、節約を兼ねて購入している人が増えてきているそうです。

 

あなたも一度お試しで購入してみませんか?

 

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さて、次に大きな問題

食品流通業界における「3分の1ルール」

 

食品流通業界における「3分の1ルール」というものがあります。

 

 

3分の1ルール」とは?

日本における悪しき慣習で、
生産した食品を廃棄するための期限が設けられています。

 

食品を生産して、納品して、販売する流れがあります。

 

生産 → 納品 → 販売 です。

 

賞味期限を3で割り、
最初の3分の1が、納品期限
 次の3分の1が、販売期限
最後の3分の1が、賞味期限。(購入した消費者の賞味期限)

 

納品期限を過ぎたら、メーカーはスーパーなどに食品を卸すことができません
販売期限を過ぎたら、スーパーなどは食品を棚から撤去します。

 

契約状況にもよりますが、
大抵の場合、販売期限が過ぎた食品はメーカーに返却されます。

 

賞味期限を過ぎたら、購入した消費者(私達ですね)は、
その食品を口にすることなく廃棄してしまいます

 

この納品期限販売期限が過ぎて、消費者の手に渡らずに
メーカー側が廃棄する食品の金額は年間約1200億円にもなるそうです。 驚!

 

メーカー側はこの納品期限販売期限により廃却する分の小売価格
販売金額に反映させているのです。

 

この3分の1ルールによる食品ロス(フードロス)を減らすことができれば、
消費者にとっても企業にとっても大きなメリットがあります。

 

実際、一部の大手小売り、メーカー、卸の会社では
この3分の1ルールを緩和させて、
2分の1ルールを実施し始めているそうです。

 

2分の1ルールは、納品期限を3分の1から2分の1の期限へ延ばすもの

 

この取り組みは、少しづつですが他の企業にも広がりつつあるそうです。
今後が期待できますね。

 

フードシェアリングやフードバンク、食品ロス関連のアプリ

 

他にも、フードシェアリングフードバンク食品ロス関連アプリなど
様々な所で動き出しています。

KURADASHI.jp


このサイトでは、買い物を通じて様々な社会貢献団体への支援ができます。

 

支援には、環境保護災害対策医療動物保護社会福祉支援などがあります。

 

購入金額の一部が支援金額として使われます。

 

販売してある商品は、このサイトの活動に協賛しているメーカーが協賛価格で販売しているためとても安く購入する事ができます。

 

気になる商品があったら、
社会貢献をしながらお試しで購入する事ができて一石二鳥になりますね。

 

TABETE


フードシェアリングサービスのモバイルアプリです。

 

お店で販売している食品が売れ残りそうな時に、お店がアプリに登録します。

 

食品を求めるユーザーとマッチングが成立するとユーザーがお店に商品を取りに行きます

 

お店にとっては、食品の廃棄を減らせると共に良い宣伝となり新規顧客の獲得のチャンスが増えますし、ユーザーにとっては、安くおいしい食品を購入できると共に、新しいお店の発見お試しをすることができます。
これによって、食品ロス(フードロス)を減らし双方で社会貢献をすることができます。

 

Reduce GO


フードシェアリングサービスのモバイルアプリです。

 

こちらも、お店で販売している食品が売れ残りそうだったり、個人や団体の急なキャンセルが出た場合、ビュッフェスタイルで残ってしまった場合に、食品を求めるユーザーとマッチングさせてくれます。

 

お店側のコストは一切かからずに、食品の産廃を減らせるだけでなく、良い宣伝になり新規顧客を獲得できるチャンスがあります。
ユーザー側は月額料金1,980円を支払う事で、1日2回まで注文をすることができます。
その都度の決済の必要はありません。
利用頻度によっては、破格の値段で食品を得る事ができますので、
非常にお得なアプリです。

 

※現在、東京都内に対応しており対応エリアは順次拡大していくそうです。
今後の成長がすごく楽しみなシステムですね。

 

 

このように、少しづつですが食品ロス(フードロス)に関して
真剣に取り組む企業個人が確実に増えてきています

 

元々、廃棄する予定の食品を必要とする人に提供するので
食品にはコストはかかりません。お店側にとっても廃棄する必要もないし、
新しい顧客を獲得するための宣伝にもなります。

 

しかも、その宣伝料も無料でできるのです。
食品を求めるユーザー側にとっても、安く食品を得る事ができ、
更に、新しいお店の発見、新しい味の発見につながり充実した食事が出来る事でしょう。

 

なにより、お互いで食品ロス(フードロス)減らす事による社会貢献
することができますので、我々の住む地球にやさしい活動と言えます。

 

今回は短時間で調べたのでたくさん紹介できませんでしたが、
他にも良いサービスやアプリなどがあると思います。
また、機会があればしっかり調べてご紹介したいと思います。

 

参考:世界一受けたい授業