原因不明の腰の激痛からの回復

 

腰痛

 

 

原因不明の 腰の激痛 からの回復

 

インターネット上にとある女性の魂の叫びが投稿されたそうです。

 

そこに記されていたのは、「一歩も歩けなくなった。足腰の痛みは、立つも座るも寝るも、どんな姿勢をしようともどうにもならにほど急激に悪化した。」
こんな下半身いらない 泣いた。」というもの。

 

激しい腰の痛みでどうにもならない心情が文章から伝わってきます。

 

実は、腰痛の8割は原因が不明といわれ多くの人はどんな治療をしてもなかなか治らない
慢性腰痛にかかっているのが現状という衝撃の事実があります。

 

腰痛の原因
※通常の腰痛でなくて、慢性腰痛の原因です。

 

彼女もまさにその一人。
あまりの激痛に起き上がることもできない状態にまで追い詰められていました。

 

しかし今では、当時の痛みが嘘のように回復しています。

 

絶望の淵から生還した、腰痛改善法とは?何だったのでしょうか?

 

症状①重いものを持ち上げた時に、【腰全体にズキンとした痛み】

すぐに近所の整形外科でMRI検査を受けました。 

 

すると医師の診断は
病名 【腰椎椎間板ヘルニア】
それが彼女に告げられた病名でした。

 

ヘルニアとは?
腰椎椎間板ヘルニア

 

腰の骨と骨の間でクッションの役割を持つ軟骨が外にはみ出して、
神経を圧迫し炎症を起こし痛みが発生している病です。

 

しかし、彼女の場合は少し軟骨がはみ出している程度で激痛を起こすレベルではなく、
湿布で対処できるレベルだったのです。

 

ところが、処方された炎症を抑える湿布を貼ってみても、
2~3日で重い痛みがぶり返してきます。
そしてその痛みは腰を中心にじわじわと広がりむしろ悪化の一途をたどったのです。

 

そこで彼女は少しでも腰の負担を減らすために、仕事を変えたのですが、
腰の痛みは新たな姿に変貌していくのです。

 

ある朝目を覚ますと、腰だけでなく

 

症状②【お尻の奥の方に強い痛み】が発生

したのです、更に、立て続けに

 

症状③【足全体にも激痛】が走り立ち上げることすらできませんでした。

 

とにかく腰から下、足全体に痛みが走り足に力が入らない状態になった。
しばらく休んでからでないと動けない状態になっていたのです。

 

病院でこのことを告げますが、
「すぐに良くはならない。焦らずゆっくり直していきましょう」という答えだけ。

 

ヘルニアの状態はそれほど悪くないのになぜ激痛は走るのか?

 

こうなったら自分で腰痛の改善法を探すしかないと一念発起!

腰に良いといわれることを徹底的に調べ上げたのです。

 

そして、
水の浮力が腰に負担がかからないと聞けば、痛みをこらえながら水中ウォーキングを行い。
評判の高い整体マッサージ師がいると聞けば、週2回のペースで通いました。
更に、テニスボールを使ったツボ押しやお風呂にゆっくり浸かり血流改善にも努めました。

 

しかし、どれも効果は一時的な物、すぐに傷みがぶり返してきます。
何をやっても効果がでず、折れそうになる心を奮い立たせる日々が続きました。

 

そんな矢先、彼女を絶望の淵に突き落とす決定的な事件が起こってしまいます。
それは、

症状④【下半身全体にいままで感じたことのない強い痛み】

が走りました。

 

それは、骨から筋肉が引きちぎられるような激痛。
そして、これを境に自由に歩いたり立ち上がれなくなり、
ほぼ寝たきり状態に陥ってしまったのです。

 

それでも彼女は諦めませんでした、絶対この痛みから解放される方法があるはずと、
書籍やインターネットの情報を探し回りました。

 

奇跡的な回復方法を見つけるきっかけとなったのは、理学療法士との何気ない会話でした。

 

「家で何か無理されていませんか?病院に来るたびに筋肉が固くなっているのです。」

 

と担当の理学療法士に言われて、それがずっと脳裏から離れなかったそうです。

 

「筋肉かぁ。これはまだ調べてなかったかも?」

 

軽い気持ちで調べてみると、彼女が見つけたのはある男性の腰痛克服体験談だったのです。

 

その男性の腰痛克服法はかなり風変わりな物でした。

 

それは、なんとラジコン。
ラジコンを操縦することでしつこい腰痛が改善したそうです。
にわかには信じられない体験談。

 

その男性の理論はこうです。
原因不明の腰痛を抱える多くの人が、本人が思う以上に脳が痛みにとらわれ過ぎている
ケースがあり痛み以外の事を考えられなくなっているそうです。

 

そこで、注射で痛みを軽減しながら本人が夢中になれる楽しいことをすると
やがて脳が痛みを感じにくくなる。というのです。

 

体験談の男性の場合夢中になれるのがラジコンだったのです。
出来ることはなんでもやろうと思っている女性は、自分が夢中になれる楽しいこととは?
何だろうを考えました。

 

ネットでたまたま見つけた子犬の動画。
ご主人といつかは犬を飼いたいと話していた彼女は居ても立っても居られず、
一匹譲り受けることができました。

 

犬を飼うというのが奇跡の回復法でした。

病弱だった犬を構う事に一生懸命だったため、
自分の腰の痛みの事を忘れることが増えてきました

 

最初は、杖を突きながらしかできなかった散歩が、1年後には杖無しで歩けるようになり、みるみる腰痛が改善され日常生活に支障がない状態までに回復しました。

 

まさに絶望の淵から奇跡的な回復力を見せました。

 

果たして医学的な観点から見ると、どのように見えるのでしょうか?

痛み研究のスペシャリスト
東京慈恵会医科大学付属病院
ペインクリニック 診療部長
北原雅樹 先生

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先生曰く、「非常に理にかなった行動をしています。自己治療をしている例ですね。」

 

と彼女が自分で行った方法でも医学的に十分に説明がつくと太鼓判を押しました。

 

更に先生曰く
脳に故障が起こっているんだから、そこから気をそらしてあげるだけで、
十分痛みには良いことです。」

 

「脳の中が全部 痛い 痛い 痛い 状態になっているので、別の事や楽しいことなど他の情報を脳に入れると脳に 痛い が入る事がなくなってきます。」

 

それを理解して実践するという事は非常に正しいことだったようです。

 

夢中になれる楽しいことをすれば、脳の意識が楽しいことに集中します。
すると、それまで脳を支配していた痛みが忘れ去られていきます。

 

とはいえ、痛みを忘れることができる楽しいことは人によって違います。
大切なのは諦めずに、何事も挑戦し続ける事が一番大切のようです。

 

あなたにマッチした腰痛改善法を見つけるポイントを名医がお教えします。

 

楽しいことに夢中になると、実際に痛みを感じにくくなる。
ただ注意しておきたいのは、むやみの楽しいことを見つけてやるのではなく、
最初のステップとしてちゃんと医療機関を診療して、圧迫骨折悪性腫瘍など
腰痛の原因がないことを確認してから行うことが大切。

 

どんな楽しいことで腰痛が改善されたのか?

実例を紹介。
旅行 ハイキング ガーデニング 水泳 ヨガ  など
実はこれら腰痛改善のきっかけとなる大切な共通点があります。

 

それは、身体を動かすということ
身体を動かすと脳に入ってくる情報量が圧倒的に多くなります。
そうすると脳自体が活性化されて、脳が活性化すると痛みを感じにくくなるという事が
分かっています。

 

身体を動かさない読書などが好きな場合は?

読書や手芸とか夢中になることは大切なのですが、
そこに身体を動かすことを組み合わせると良い。
例えば、読書だったら図書館へ行くとか本屋さんへ行くとか
喫茶店まで行くとか。

 

恋愛に夢中になるのは効果がある?

実際に恋愛で腰痛が改善した患者さんもいるのは事実。
しかし、上手くいけば良いですが、リスクは高いです・・・笑

 

まとめ

今回の彼女の症状は、慢性痛というもの。

 

彼女の場合は腰痛でしたが、実際の症状に対して脳が異常に反応をしてしまった事が
主な原因でした。

 

しかし、腰痛だけでなく慢性的頭痛肩こりひざ痛で悩んでいる方も多いと思います。
これは、

脳の中にある側坐核という部分が関係

している場合があるそうです。

 

側坐核は、痛みを感じた時にその信号を受け取り痛みを和らげる物質を放出する仕組みに
関係しているそうです。

 

しかし、この側坐核の活動が何らかの原因で低下してしまうと痛みを抑える能力が低下してしまい。慢性的な痛みを発生してしまうようです。

 

この場合の解決方法は、自分の好きな事や趣味を少しずつ行い
「痛みがある状態で今日はここまでできた!」
と小さな目標を立てて、少しずつ達成していくことが効果的だそうです。

 

ちなみに、今回の女性の例と同じように運動や体を動かす趣味が効果的のようです。

 

 

また、

別の方法で認知行動療法というのもあります。

 

認知行動療法というと主にうつ病など精神疾患依存症疾患で使われる場合が
多いのですが、痛みに対しての効果もある程度あります。(経験あり)

 

慢性痛も一種の脳の条件反射です。

 

「この姿勢をすると腰に痛みが出る」と思うと脳が反応して痛みの信号を出す。
「こんな天気の時は頭痛がひどくなる」と思うと脳が反応して痛みの信号を出す。
「デスクワークすると肩こりがひどくなる」と思うと脳が反応して痛みの信号を出す。

 

同じ事を繰り返していると、脳が条件反射のように例え痛みがなくても痛みの信号を
出してしまうのです。

 

痛みが出ると、本人自身も「ほら!痛みが出た」と脳の反応を認めてしまいます
これが、ある意味悪い循環を生んでしまうのですね。

 

例えるなら、「押すなよ~!押すなよ~!」と言われたら押さないといけませんよね?笑
それと同じです。(えっ?違う?)

 

まとめのまとめ

 

今回紹介した症例のように、ちゃんと病院に通ってお薬などを処方されている状態で、
楽しめて集中でき、身体を動かす趣味で脳を騙す方法もオススメですが、更に
精神疾患や依存症疾患で使われる認知行動療法も同時に使うとより効果的です。

 

普段、決まって痛みが出るタイミングの時に、
「薬を飲んでいるから痛みは出ないよ
→→→「ほらね。大丈夫。」

 

「マッサージに通っているから症状が軽くなっているはず」
→→→「あっ。以前より痛みがマシだ。良かった。」

 

痛みが出ても
→→→「気にならない。このぐらい大丈夫。」

 

こんな感じで自分で自分に言い聞かせると、少しずつ症状は緩和していきます。

 

まとめの次に実体験を少々。。。

 

これは、実体験で私は実は「うつ病」を持っていますし、
ある時期、原因不明のひどい肩こりに悩まされていました。

 

うつ病に対しては、自分で精神的に落ち込むタイミングや事例が分かってきたので
気にしない。気にしない」とか「大丈夫。大丈夫」とか
今のあまり落ち込まなかったね?すごい!!」など脳の条件反射の反応に対して
違う反応をするように心がけました。

 

そうすると、今までの脳の条件反射が書き換えられてきて落ち込むことが少なくなり、
うつ病の症状があまりでなくなりました。

 

原因不明のひどい肩こりの場合は、頭痛から肩や背中の痛み肋骨の下の痛み
鎖骨下神経を触るだけで激痛が走るなどとてつもなく酷い状態でした。

 

整形外科2ヶ所。マッサージ、骨盤矯正、内科、脳神経外科など行きながら、
自分でストレッチポールやフォームローラなどで筋膜リリースをしたり、
小型のマッサージ器を購入して筋肉をほぐしたり、お風呂などで体を温めたり
色々やりましたが、一向に症状は改善されませんでした

 

マッサージは1時間で痛みがぶり返し、内科の痛み止めは効かないし、
整形外科でMRIやレントゲンを撮っても原因不明。
リハビリに通いけん引や電気治療をするも効果なし。

 

挙句の果てに、先生に「もう、分からん!!」とさじを投げられる始末。

 

原因も分からず、色々やっても何の効果もなく3ヶ月が経過したある日。
私は「もういいや!この痛みに一生付き合っていこう!しょうがない。」
と諦め半分、覚悟を決めたのが半分。

 

そう思ってから、症状が急速に緩和されていったのです。

 

このタイミングで肩こりを改善するストレッチや体操をするとその効果も出てきて
今ではまったくあの時の症状は出なくなりました。
(肩こり予防のストレッチや体操は続けていますよ♪)

 

この経験から、身体を支配しているのは「脳」なんだなぁと強く実感しています。

 

「信じるか信じないかはあなた次第です」笑
1つのアプローチ方法として知っておいてください。

 

しかし、脳を操る?事は恐らく簡単ではないと思います。
うつ病で2年間思いっきり苦しんで、1年半かけて症状を緩和させていったので。

 

もし、あなたが慢性痛やうつ病などの精神疾患や依存症、
その他脳が原因かもしれない症状があるなら、
ちゃんと病院に通いながら少しずつ時間をかけて改善していきましょう。

 

一番大切なのは、この先将来「必ず良くなる!大丈夫!」という気持ちだと思います。

参考:たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学